ビゼッド


▶name:ビゼッド・クロウム

▶種族:魔術師(ボイド)

▶type:性別不詳

▶一人称:私、僕

▶二人称:あなた、きみ

▶性格:ずる賢い、性別詐欺


表向き用設定

特殊な世界出身の異形。

自身の選択でβ入りしたらしいが記憶は無い。

記憶や肉体情報の全てをβに捧げ、姿形は魔術師達に近い形に魂の情報を書き換えている。

 

元々は倫理観の無い異形であったとされ、βに来てからは赤子同然に倫理やコミュニケーション、生活の方法について学んだ。

 

魔術師の中でも【ボイド】と呼ばれる重要な役職に就いており、深淵管理をしつつ外界調査にも赴いている。

感情を失わぬよう常に笑う事を心がけており、ふとした瞬間に意味も無く笑顔を見せることがある。

 

ズィアキロとは親友であり、ズィアキロの人間らしい感情や優しさを見て学んでいる部分が大きい。

また、そうした優しさから発生するミス等を事前に抑制する為、調査などで共に編成される事も多い。

裏設定・詳細

キロより少し前からβ世界で暮らすキロの先輩であり大親友。

βへやって来た際に記憶を消されたため両親や交友関係の記憶も無くβに来た時からずっと一人だった。

βに招いた魔術師が言うには、βへ来たのはビゼッド自身の意思だったらしい。

キロと出会った時にはまだボイド見習いだったが、今では立派にボイドとしての仕事を熟している熟練者。

ボイドになった理由は単純にやれることの幅が広いのと、自分に合っていたような気がしたのと、誰にも文句を言わせない自分になるためと語っている。

 

ボイド中は感情が無となる為、ボイド化を解く時には感情を取り戻す為わざと笑顔を作る癖付けをしている。

感情を大切にしているとも言える。

こう見えてキロ以上の努力家でありその努力している様子を誰かに見られることはあまり好きでは無い。

 

たちの悪い契約魔法や条件提示・交渉等への対処や知識はかなりあり、絶対に損をするのが嫌いな性格。

誠実で女に振り回せれやすいキロをいつも助けてやっている。

 

恋愛等についてはどうでも良い素振りをしており、性別に関しても誤魔化してどちらも楽しんでいる。

どうしてか誰もビゼッドの性別を知らず、キロだけが知っている様子はある。

衣装や髪型も気軽に変えて楽しんでいる。

 

 

【外界調査にて】

ビゼッドは元外界者だが、とても魔術師の思考に近いものを持っている。

外界にて危機に陥っている世界で、それを救う術があるかを仲間に尋ねられた時に、「出来るよ。どんな不可能な事もね」と答えた。

しかしビゼッドは助ける意味は無いと語った。

常識の崩壊は戦争の引き金だ。魔術師達が欲しいのは叡智であり、それ以上のことをする事は無い。

無駄な争いの火種を生んで叡智が得られなくなっては本末転倒だ。

魔術師は叡智を得られる事以外のことはしない。それがビゼッドの魔術師らしく、恐ろしい所だ。

 

 

【ビゼッドのいた世界】

ビゼッドがいたのはダークなお伽話のような世界のイメージ。

幼い頃、毎週父親が獲ってくる心臓を貰えることを楽しみに過ごしていた。

心臓は半透明のガラスのような中にグレーと紫色の綺麗な心臓。

父親にいつも腕に傷をつけてもらって、父親に習って同じようにビゼッドも父親の腕にナイフで傷をつけて、幸せに過ごしていた。

倫理観が無く父親がその後死んだ後大泣きしたビゼッドだが、その事を、父はあんなにも悲しい感情をくれた。最高の思い出であり、父が大好きだと語っている。

父親にもう二度と会えないんだよ?寂しくないの?と友達に言われた際に、会えちゃったら今の悲しいって感情がもう感じられなくなっちゃう。と返している

 

ビゼッドは元々倫理観や感情の感じ取り方が全く異なる種族であったと考えられる。

それを魔術師達のいるβ世界にて記憶を一度消去された後一から学んでいったとされる。

しかしビゼッドは、もしかしたらボイドとして深淵を除いた時恐怖や絶望の中にどこか懐かしさを感じたのではないだろうか?

ビゼッドは何らかの形で深淵または神格世界に関与し、魔術師達について行った。

ビゼッドを連れ帰った魔術師達はビゼッドの今の成長をどのように感じているのだろうか。


▼親友

ズィアキロ

▼交流

リーゼル・ヴェイン(虚族)

▼知人

ヨクル