ミハエル


▶name:ミハエル=ヴァレンシュタイン

▶type:男

▶一人称:私

▶二人称:お前


ヴァレンシュタイン家の長。

吸血鬼の中でカルラの次に絶対的力を持つ。

非常に冷酷で冷血。欲しい物は必ず手に入れる。

 

純血派の筆頭でもあるが、ほんの遊び程度に人間と関係を持ち、子を孕んだ状態で逃げられた。

それにより繫栄してしまったのがハーロルトの血筋(ヴァンパイアハンター的な家系)。

 

純血派であるナソラとも関係を持ったがこちらも子供であるズーシェンが生まれて間もなく関係が切れた。

なのでズーシェンの子育ては全てナソラが行っている。

体の関係に関しては他純血と何度か持ったが子を儲けたのは人間の子とズーシェンだけ。

母カルラともご機嫌取りで何度か関係を持っている。

 

人間との子を繁栄させてしまった事に関しては周りの吸血鬼達から非難を浴びたが力によって黙らせた。

ミハエルが言うには、自分の血筋からヴァンパイアハンターが生まれるのは一種の人生のスパイスだと語る。

それに純血で無い者達に関してはいずれいつでも処分できる、と…母カルラの死を予言するような発言もある。

 

 

【純血の真実】

皆に純血であり長男だと思われているミハエルだが、実際には紳士達同様カルラに噛まれて吸血鬼になった。

赤子の頃に捨てられていた所をカルラに拾われ、噛まれる事で吸血鬼に転生した。

その後成長するがミハエルが純血で無い事はカルラしか知らない。(カルラが噛んで吸血鬼にした後少年くらいの年齢に成長した状態で連れ帰ってきた為)

ミハエル自身は自分が純血で無い事を理解している

 

 

【ミハエルの孤独】

ミハエルは両親に捨てられた孤児であり、カルラに拾われたもののカルラが母としての愛情をくれる筈も無かった。

特別な力を手に入れたミハエルは何でも欲しい物が手に入った。しかしミハエルが満たされる事は無かった。

屋敷に籠もり、能力で自分自身を慰める日々。

そんな孤独の殻に閉じ籠もり退屈していたある日に、ナソラが近付いてきた。

ナソラの誘惑に表面上は流されず信用しない素振りをしていながらも、ナソラの誘惑はミハエルには魅力的だった。

ミハエルは、それが嘘であり利用されているのだと分かっていながらもナソラを愛し依存して行った。

しかしナソラに捨てられ、産まれた子供…ズーシェンすらも奪われた。

それでも影からナソラとズーシェンを見守ってきたが、ナソラはある日カルラ(母)に殺された。

ズーシェンはミハエルにとって特別だが、ズーシェンは自分の愛情などいらないのだと理解している

 

 

 

⚠︎ズーシェンに対して

  • 自分の子である認識はあるが子育てに参加しておらず幼少期を知らずに育った姿だけを見ているためあまり愛着が無く完全に他人という感覚
  • ズーシェンの純血思想が強いのは母ナソラの影響だが、自分が純血では無く元人間だと知ったらどう思うだろうとズーシェンの反応が少し気になるものの自分を人間と見下し陥れんとする事は許せない為黙っている。けれどいずれ本当の事を教えてやろうとは思っている。
  • 何だかんだで可愛い我が子。しかし生意気が過ぎる
  • 才能だけは自分の血を持って行かれ他はナソラにそっくり
  • (もしかしたらズーシェンがとても好きかもしれない。そして孫にも会わせてもらえず泣いてるかもしれない)

⚠︎ナソラに対して

  • 唯一ミハエルが振り回された女
  • リコリスは浅はかで好かなかったがナソラは思慮深く何処までも読めない魅惑的な女だった

⚠︎人間の女に対して

  • 気に入って無理矢理孕ませた牢に閉じ込めていたが逃がしてしまった
  • ナソラを忘れるために選んだ女
  • 人間といる時だけ、純血であろうとした自分が唯一本当の自分でいられたようなそんな感覚になった。けれどそんな生ぬるさが周囲に馬鹿にされ蔑まれる事を知っていた為安らぎと共にどうしようもない苛立ちも募った。この人間に対しても。
  • 見つけ出して子ごと殺してやろうとしたのに上手く行方を眩ませた
  • 次会った時には必ず殺すと決めていたが結局見つけ出す事は出来なかった

⚠︎カルラに対して

  • 自分にとって育ての親で有り母そのもの
  • 皆カルラを求めるがそんな茶番に混ざる気も無くカルラに対して母以上の感情は持っていなかった
  • けれどカルラの子であるナソラには手を出した
  • 恨んでいる可能性あり…?(吸血鬼達は皆カルラを愛し、絶対的存在としてひれ伏しているがミハエルだけはカルラを異性として愛したことも母として慕ったことも無い。子供の頃は母の愛情を求めたかもしれないが、永い時の中でミハエルは母の愛情が自分に向くことは無いことを知り、孤独でいたところをナソラに出会い孤独を埋められた。しかしそのナソラに捨てられ、カルラに殺された。それでもミハエルは未練たらたらにナソラを想っていた可能性があるかも…?)

 

【能力について】

願いを叶える能力。

赤子の頃にカルラに拾われ吸血鬼となったミハエルは、カルラに愛情はもらえなかったものの生と力を与えられた。

彼は孤独を埋めるように能力を使い自由奔放に生きた。

しかしどこまでも自由に出来てしまうミハエルの能力を危惧したカルラは、ミハエルに王として制限をかけた(ミハエルを噛み、血による誓約を行った)

◆制限内容

1、カルラには能力を適用しない

2、時空に関与は出来ない(紳士は信用されていたがミハエルは危険だった為)

3、他吸血鬼を殺してはいけない

※上記全ての制限はカルラの支配が無くなった場合適用されなくなる

 

 

【闇との関係値】

ミハエルは闇とよく対話をしていた。

全ての吸血鬼の中で闇と対話が出来ていたのはミハエルだけだった。(ズーシェンは第三章の後半かその後くらいから闇との対話が可能となり、イズマを儲ける)

ミハエルは闇と融合しており闇から常に情報を得ている。

その事から闇に対抗する力を持つフイに少し興味を持っている。

カールのように覚醒はしていないがミハエルは闇の一部と考えて良いだろう。

吸血鬼そのものが闇の一部のようなものではあるが、ミハエルはより闇の中に身を投じており、闇と対話したり闇の方から情報をくれたりする関係性にあると考えられる。

 

 

【他吸血鬼のミハエルの扱い】

ジルヴィウスたちは最初カルラの息子であるミハエルを特別視し可愛がっていた。

カルラが今日からこの子供も仲間だと言ったから。

誰との子かは分からなかったがカルラは誰との子でも無いわと言い、吸血鬼の仕組みがよく分からない彼らはミハエルは闇との子だと思った。

しかしカルラの愛情がミハエルには向かないと分かると、ジルヴィウス達は対してミハエルを特別視はしなくなった。

ジルヴィウスは興味を無くしていたが頭角を現し目障りとなってくるミハエルに敵対心を燃やすようになり、

リュカはカルラが自分よりも先に他の誰か(それが闇であっても)と産んだ子としてミハエルを嫌悪し嫉妬しながらも1番近くで嫌がらせのように小言を呟いていたが、次第に面倒みの良い感じになって行き友達のような関係値になって行った。

ナソラと結婚してからが特にそうだったかもしれない。ミハエルの目が母カルラに行くことは無いと分かって、リュカはミハエルを信用したのだろう。

 

 

【カルラの死の真実】

カルラを殺して火炙りにしたのは闇とミハエルである。

カルラが吸血鬼を繁栄させたことで、闇の勢力が広がり、地上世界に干渉しやすくなった。

しかしカルラはのちに光となるフイに愛を取り戻し初め、人間らしい感情や心を持ち始めた。

闇はそんなカルラを許せず、自分の元へと引き戻す為にカルラを殺したと考えられる。

地上に干渉し創った闇人形となった人間達を操り、魔女狩りを起こさせカルラを残酷な方法で殺害した。

ミハエルはその計画について知っており、カルラが火炙りにされる際も助けに入るでも無く少し離れた場所からただ傍観して見ていた。

カルラ殺害に関してミハエルは何らかの関与と協力をしていたと考えられる。

 

 

【ミハエルの目的】

闇と共に全Worldの支配

「我らは闇より生まれたのですから、闇に戻りましょう母上」


他世界線の様子

【World⓪】

カルラを殺害し、闇と共にWorld⓪を統治

時が来るまで時空を移動する事無くWorld⓪に留まり続けている

【World❶】

カルラがWorld❶から去った後ジルヴィウスの休戦協定を受け入れる
カルラの生存がWorld❼で確認された後ミハエルもWorld❼へ

【World❷】

闇の覚醒により消滅
(もしくは先に手を打って能力を使い、ルシアを使ってWorld❶へ逃げるなどしているかもしれない)

【World❸】

吸血鬼は闇との争いにより死亡したがミハエルはズーシェンだけを救い、別Worldへと能力を使い逃がす。(父として義務的に)

ミハエルは全てのWorldを手にする為に闇の使いとしてWorld❶へ転生。World❶のミハエルに吸収される

※World❸ではカルラが殺害される為ミハエルは能力の制限が無くなっている

【World❹】

これはifWorldなので存在しない&登場無し

【World❺】

存在していない、もしくは過去の人物

【World❻】

存在しない


過去

第三章

  1. 紳士の首(生身の)を使いWorld❼へナソラが行く
  2. 未定(他吸血鬼も紳士の首を見つける)
  3. World❼へ行けばカルラを再びこの世界に連れ戻せると理解した吸血鬼達は、休戦していた覇権争いが再び動くと理解
  4. 次々と吸血鬼達がWorld❼へと向かう
  5. 闇と対話しながら争いの行方を見守るかつ、光の力を持つフイに興味を持ち近付く
  6. ただの退屈凌ぎのつもりがズーシェンやフイをからかい過ぎてしまいズーシェンにしてやられてしまう
    (ズーシェンはフイとゾッヂの幸運を利用しミハエルに勝つ)
  7. フイに噛まれると同時にズーシェンに殺められそうになるが、ミハエルはフイの支配を受ける事は無くズーシェンに殺される事も無く闇のように霧散し消える
  8. 未定
  9. ホルガーが吸血鬼の王となる

▼母

カルラ

▼兄弟姉妹

リコリス

▼妻・愛人

ナソラ、人間の女(名前不明)

▼息子

ズーシェン、人間との間に設けた子(名前・接触等不明)

▼孫

イズマ

▼子孫

ハーロルト

▼親戚

ルシア、ホルガー

▼敵対

ジルヴィウス

イメソン

  • エンブレム/ATOLS

誰もが知らない闇の中で

一つ願いを叶えてあげる

闇に手を伸ばすカルラ

ミハエルの幼少期

 閉ざされた 終わらない 祈りの宴

孤独の中闇と対話し部屋に引きこもり続けるミハエル

葬られ 火は灯る

焼き付くあの聖火

火炙りにされるカルラ。それを傍観するミハエル

けれど僕はね 思っているよりも深く

歪んでいたの もう止められないほどに

歪みを止められず悪夢の塔に籠もったり

キルジスムとの邂逅を遂げる

罅割れ汚れた天使ならば

一つ翼を授けましょう

ミハエルという天使の名。

元は人間であり光の子だったミハエルはカルラによって闇へと堕とされた。

けれど闇はそんなカルラと自分の絆の象徴とも呼べるミハエルに特別な能力を与えた